サリドマイド

サリドマイド(thalidomide)とは、非バルビツール酸系の薬剤で催眠作用や免疫系の増強・調節作用、腫瘍細胞の自滅誘導作用・増殖抑制作用などを持っています

1950年代に鎮静剤として開発され、40数ヵ国で販売されましたが、妊娠初期の女性がサリドマイドを服用すると、胎児の手足や耳などに重篤な奇形を引き起こすことがわかりました。かつては薬学史上最悪の薬とされていましたが、現在では多発性骨髄腫などの患者を救う希望の薬として使われています。

血管腫・血管奇形では、動静脈奇形に有効であるという報告があり、注目されています。現在、国内でオスラー病の反復性鼻出血に対する治験が行われています。

サリドマイドのことを教えてください。

オスラー病ってどんな病気ですか

オスラー病関連鼻出血に対するFPF300の前期第II相試験