あざ

あざ(アザ、赤あざ、痣)とは、皮膚面に色素の病的沈着や血管の増殖によって生ずる赤色または紫色の斑紋はんもんとされています。
皮膚の一部がその周りの皮膚の色と違ってみえる時に使います。

赤あざと呼ばれているものは、医学的に毛細血管奇形(単純性血管腫)、乳児血管腫(いちご状血管腫)を指すことが多いです。

青あざ、茶あざ、黒あざもありますが、
青あざ異所性蒙古斑、蒙古斑、太田母斑を指します。時々、出血して青くなったもの(内出血)を青あざと呼ばれることもあります。
茶あざカフェオレ斑、扁平母斑、ベッカー母斑など、黒あざは、ほくろ(色素性母斑)です。

日本皮膚科学会のHPには、このあたりの病気の写真とともに解説をされていますので、是非、御参照ください。
現在でもなお国内では、ISSVA分類では使用されていない「単純性血管腫」「母斑」という言葉は使用されている状況ですが、このページでも同様に使用されています。

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日本皮膚科学会