遺伝カウンセラー

遺伝子カウンセラーとは、遺伝子に関する医療(診断や治療)を必要としている患者や家族に対し、適切な遺伝に関する情報提供を行う専門職です。また遺伝カウンセリング心理的、社会的サポートを通じて、患者、家族の自律的な意思決定支援も行います。遺伝カウンセリングについてのトレーニングを受け、資格を認定されないといけません。

医師や研究者などとは独立した立場で患者を支援することが求められています。認定遺伝カウンセラーはベースに、看護師、保健師、助産師や、臨床心理士、社会福祉士、薬剤師、栄養士、臨床検査技師、生物学・生化学などの遺伝医学研究者やその他の人文・社会福祉系などの専門職を持つ人がなられています。

血管腫・血管奇形分野でも、遺伝する疾患もあります。例えば、家族性皮膚粘膜静脈奇形、オスラー病などです。
そのため、これらの遺伝子検査を受ける前後に遺伝カウンセリングを受けることが推奨されています。遺伝カウンセリングでは、病気を発症する遺伝子の情報の理解や検査の内容の共有、結果に応じた心理学的影響などへの対応も含まれます。保険が認められている遺伝学的検査を受ける場合は、遺伝カウンセリング(月に1回)は保険診療となります。その他の遺伝カウンセリングは施設によって異なり、通常は自費(5,000円から10,000円)です。あらかじめ確認することをお勧めします。

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日本遺伝カウンセリング学会