2026.02.26
リンパ管静脈吻合術
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | リンパ管静脈吻合術 |
| 英語名 | Lymphaticovenous anastomosis |
| 略語 | LVA |
| 読み方 | りんぱかんじょうみゃくふんごうじゅつ |
| カテゴリ | 7、リンパ管奇形 |
リンパ管静脈吻合術(LVA)とは、顕微鏡下の超微細外科手術(マイクロサージャリー)によって、リンパ管と皮下の細静脈を直接吻合(つなぎ合わせる)することで、滞ったリンパ液を静脈血流に流し込み、リンパ浮腫を改善する外科手術です。
【リンパ管奇形における使用と目的】
原発性リンパ浮腫(リンパ管の先天的な形成不全・機能不全による浮腫)に伴うリンパ流の障害に対して、LVAが検討されることがあります。また重症のリンパ管奇形・リンパ管腫症において乳び胸・乳び腹水が生じた場合、胸管の結紮(胸管を縛って乳び漏を止める手術)と組み合わせてLVAが選択されることがあります。
一般的にLVAは、二次性リンパ浮腫(乳癌術後など)に対して広く行われている手術ですが、先天性のリンパ管奇形・原発性リンパ浮腫への適応は症例を選んで行われます。リンパ管の形成・機能の状態によって手術効果が大きく異なるため、術前のリンパ管シンチグラフィー・MRI検査による詳細な評価が重要です。
【手術の特徴】
直径0.5mm前後の非常に細いリンパ管と静脈をつなぐため、高倍率の手術顕微鏡・超微細な縫合糸を使用する高難度手術です。専門のマイクロサージャリー施設・専門医での実施が必要です。
| 備考 | LVAによってリンパ浮腫が完全に治癒するわけではなく、圧迫療法(弾性ストッキング)・リンパドレナージとの継続的な組み合わせが重要。手術後も継続的な経過観察が必要 |
https://cure-vas.jp/list/lymphatic-malformation/ リンパ管奇形の治療法を教えてください。
【関連情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | リンパ浮腫、リンパ管奇形、乳び胸、マイクロサージャリー、リンパドレナージ、弾性ストッキング |
| 関連薬剤 | シロリムス(術後の補助療法として)、オクトレオチド(乳び漏の保存的治療) |
| 関連検査 | リンパ管シンチグラフィー、MRI(リンパ管造影MRI)、超音波検査 |