2026.02.26
薬物療法
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | 薬物療法 |
| 英語名 | Drug therapy |
| 略語 | ― |
| 読み方 | やくぶつりょうほう |
| カテゴリ | 1、血管腫・血管奇形と診断された方へ |
薬物療法とは、薬剤を投与することで病気の症状の緩和・進行の抑制・治癒を目指す治療法の総称です。手術・硬化療法・レーザー治療などと並ぶ、脈管異常の主要な治療手段の一つです。
【血管腫・血管奇形における主な薬物療法】
| 対象疾患・状況 | 主な薬剤 | 承認状況 |
|---|---|---|
| 乳児血管腫 | プロプラノロール(ヘマンジオル®) | 国内承認済み |
| 難治性脈管奇形・血管性腫瘍全般 | シロリムス(ラパリムス®) | 2024年1月国内承認 |
| KHE・房状血管腫のKMP | ステロイド、ビンクリスチン | 保険適応外(既存薬)または承認済み(シロリムス) |
| 静脈奇形のLIC・血栓予防 | 低分子ヘパリン、アスピリン | 保険適応内(適応外使用含む) |
| 動静脈奇形(研究段階) | トラメチニブ(MEK阻害剤) | 国内未承認(治験中) |
| PROS・静脈奇形(研究段階) | アルペリシブ、セラベリシブ(PI3K阻害剤) | 国内未承認(治験中) |
【薬物療法の特徴と注意点】
脈管異常の薬物療法の多くは「根治」ではなく「症状の改善・進行の抑制」を目的とします。シロリムスなどの分子標的治療薬は、服用を中止すると効果が消失して再び悪化することがあるため、長期または継続的な投与が必要なことが多いです。定期的な血液検査による副作用モニタリングと血中濃度の確認が重要です。
| 備考 | 本サイトの「cure-vas.jp」が掲載している薬物療法の情報は、研究班の先生方の最新知見を元にしている。医薬品の適応や承認状況は変わることがあるため、常に最新の情報を主治医に確認すること |
https://cure-vas.jp/beginners/ 血管腫・血管奇形と診断された方へ
【関連情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | 分子標的治療薬、副作用、添付文書、保険適応、医師主導治験、保存的治療 |
| 関連薬剤 | シロリムス、プロプラノロール、低分子ヘパリン、トラメチニブ、アルペリシブ |
| 関連検査 | 血液検査(各薬剤の副作用モニタリング)、MRI検査(治療効果評価)、シロリムス血中濃度 |
(最終編集:2026年2月26日)