静脈石

日本語名

静脈石

英語名

Phlebolith

略語

読み方

じょうみゃくせき

カテゴリ

6、静脈奇形

ISSVA分類

※ISSVA用語集に独立した項目はないが、静脈奇形(VM)の特徴的所見として記載

静脈石(phlebolith)とは、静脈奇形の病変内にできる小さな石のようなかたまりのことです。

静脈奇形では血液の流れが遅く、よどみやすいため、血栓(血液のかたまり)ができやすくなっています。この血栓が時間をかけてカルシウムが沈着し、石灰化したものが静脈石です。

静脈石があると、皮膚の上から小さく硬いしこりとして触れることがあります。また、静脈石やその周囲で炎症が起こると、痛みの原因になることもあります。

診断における重要性:静脈石は静脈奇形に特徴的な所見です。レントゲン(X線)やCT検査で白い点として確認でき、静脈石が見つかればそれだけで静脈奇形の診断がつくこともあります。超音波検査でも確認できます。

予防:弾性ストッキングなどによる圧迫療法は、血液の貯留を減らすことで、血栓や静脈石の形成を予防する効果があります。また、医師の判断でアスピリンなどの抗凝固薬が処方されることもあります。

単純X戦写真で白く石の様に写っています

(写真:Cordisco MR, Vascular Anomalies in Childhood)

関連情報

  • 関連用語: 静脈奇形、血栓、血栓性静脈炎、石灰化、LIC(限局性血管内凝固障害)
  • 検査: X線検査、CT検査、超音波検査(エコー)、MRI
  • 参考: 静脈石は静脈奇形の確定診断に有用な画像所見となる

(最終編集:2026211日)