2026.02.24
蜂窩織炎
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | 蜂窩織炎 |
| 英語名 | Cellulitis |
| 略語 | ― |
| 読み方 | ほうかしきえん |
| カテゴリ | 9、混合型脈管奇形、KTSなど |
蜂窩織炎とは、皮膚・皮下組織に細菌(主に黄色ブドウ球菌・溶連菌など)が感染し、広範囲にわたる急性の炎症が起こる病態をいいます。皮膚の赤み・腫れ・熱感・疼痛が主な症状で、境界がはっきりしない広がりが特徴です。重症化すると発熱・悪寒を伴い、膿瘍形成や壊死性筋膜炎(より深い組織への感染)に進行することもあります。
【脈管異常における蜂窩織炎の起こりやすい理由】
血管腫・血管奇形(脈管異常)の患者さん、特にクリッペル・トレノネー症候群などの混合型脈管奇形・リンパ管奇形・静脈奇形では、以下の理由から蜂窩織炎が繰り返し起こりやすいとされています。
・リンパ浮腫の存在:リンパ管成分を含む病変では局所のリンパ流が障害され、浮腫(むくみ)が生じます。浮腫があると皮膚のバリア機能が低下し、細菌感染が起こりやすくなります。
・皮膚病変(潰瘍・傷):乳児血管腫・動静脈奇形などに伴う皮膚潰瘍は細菌の侵入口になります。
・静脈・リンパ液の滞り:病変部の循環障害が局所の免疫機能を低下させます。
【治療と日常管理】
蜂窩織炎の治療は抗生剤(内服または点滴)による薬物療法が基本です。患部を安静・挙上し、冷却も有効です。繰り返す場合は長期予防的抗生剤投与が検討されます。日常的な皮膚の清潔・保湿・小傷の予防が重要です。
| 備考 | クリッペル・トレノネー症候群などでは蜂窩織炎を繰り返すことがあり、そのたびに病変の炎症・血栓形成が悪化することがある。感染の早期発見・早期治療が病態の悪化予防につながる |
https://cure-vas.jp/list/combined-vascular-anomalies-klippel-trenaunay-syndrome/ 混合型脈管奇形の治療法を教えてください。
【関連情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | リンパ浮腫、皮膚潰瘍、内出血、限局性血管内凝固障害(LIC)、クリッペル・トレノネー症候群 |
| 関連薬剤 | 抗生剤(セファレキシン・アモキシシリンなど)、シロリムス(原疾患管理) |
| 関連検査 | 血液検査(炎症反応:CRP・白血球数)、超音波検査(膿瘍の有無)、皮膚細菌培養検査 |
(最終編集:2026年2月24日)