保存的治療
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | 保存的治療 |
| 英語名 | Conservative treatment |
| 略語 | ― |
| 読み方 | ほぞんてきちりょう |
| カテゴリ | 6、静脈奇形 |
保存的治療とは、手術・血管内治療(硬化療法・塞栓術)などの侵襲的な処置を行わずに、症状の緩和・進行の抑制・日常生活の質(QOL)の維持を目指す治療法の総称です。病気を根治するものではなく、病気と上手に付き合いながら生活を支えることを主な目的とします。
【脈管異常における主な保存的治療】
<圧迫療法(弾性ストッキング・着圧サポーター)> 静脈奇形やリンパ管奇形、混合型脈管奇形(クリッペル・トレノネー症候群など)に対する保存的治療の中心的な方法です。患部への圧迫によって血液・リンパ液の貯留を減らし、腫脹・疼痛の緩和、血栓・静脈石形成の予防、凝固異常(LIC)の軽減に効果があるとされています。体型・病変に合わせたオーダーメイドの弾性ストッキングが使用されることもあります。
<鎮痛療法> 静脈奇形・動静脈奇形などに伴う慢性的な疼痛に対して、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)などの鎮痛薬が使用されます。
<抗凝固療法> 静脈奇形に伴うLIC・血栓症のリスクに対して、アスピリン・ワルファリン・低分子ヘパリンなどが使用されることがあります。
<下肢補高装具・装具療法> 混合型脈管奇形による脚長差に対して、靴の補高(下肢補高装具)が行われ、歩行の不均衡・側弯症の予防に役立てられます。
| 備考 | 保存的治療は根治的ではないが、症状管理と日常生活の質向上において重要な役割を担う。侵襲的治療の前後にも継続的に行われ、再発予防・QOL維持に貢献する |
https://cure-vas.jp/list/venous-malformation/ 静脈奇形の治療法を教えてください。
【関連情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | 圧迫療法、弾性ストッキング、鎮痛療法、抗凝固療法、QOL(生活の質)、硬化療法(対比) |
| 関連薬剤 | 低分子ヘパリン、ワルファリン、アスピリン、NSAIDs(鎮痛薬) |
| 関連検査 | 血液検査(凝固機能)、超音波検査(治療効果評価)、脚長差測定 |
(最終編集:2026年2月23日)