2026.02.24
毛細血管奇形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | 毛細血管奇形 |
| 英語名 | Capillary malformation |
| 略語 | CM |
| 読み方 | もうさいけっかんきけい |
| カテゴリ | 1、血管腫・血管奇形と診断された方へ |
毛細血管奇形(CM)とは、皮膚の浅い部分にある毛細血管(最も細い血管)が異常に拡張した先天性の脈管奇形です。皮膚表面に平らな赤〜紫赤色の「あざ」として生まれた時から存在し、加齢とともに色が濃くなったり、表面が凸凹・肥厚してくることがあります。一般的に「ポートワイン母斑(port wine stain)」「単純性血管腫」とも呼ばれています。日本人の0.3〜0.5%程度に発生するとされています。
【特徴と自然経過】
・生まれた時から存在し、加齢とともに消えることはなく(退縮しない)、成人以降は色が濃くなったり表面に結節が生じることがあります。 ・乳児血管腫(自然退縮する腫瘍)とは異なり、生涯にわたって治療が必要なことがあります。 ・圧迫すると一時的に色が薄くなります(これが静脈奇形との鑑別に役立ちます)。
【合併症・関連疾患】
顔面(特に三叉神経第1枝・第2枝領域)の毛細血管奇形は、スタージ・ウェーバー症候群(眼・脳の合併症を伴う)と関連することがあります。また毛細血管奇形が他の脈管奇形(静脈奇形・リンパ管奇形・動静脈奇形など)と合併する「混合型脈管奇形」も知られています。
【治療】
パルス色素レーザー(PDL)治療が第一選択で、保険適応があります。乳幼児期から治療を開始するほど効果が出やすいとされています。
| 備考 | 毛細血管奇形は美容的な問題だけでなく、スタージ・ウェーバー症候群などの重篤な合併症を伴う場合もあるため、顔面病変では早期の専門医受診・眼科・神経科との連携が重要 |
https://cure-vas.jp/list/capillary-malformation/ 毛細血管奇形の治療法を教えてください。
【関連情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | ポートワイン母斑、単純性血管腫、スタージ・ウェーバー症候群、パルス色素レーザー、乳児血管腫(鑑別) |
| 関連薬剤 | パルス色素レーザー(PDL治療)、局所麻酔クリーム(レーザー前処置) |
| 関連検査 | 視診・ダーモスコピー、眼科検査(スタージ・ウェーバー除外)、MRI検査(脳合併症の確認) |
(最終編集:2026年2月24日)