哺乳障害
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | 哺乳障害 |
| 英語名 | Suckling disorder |
| 略語 | ― |
| 読み方 | ほにゅうしょうがい |
| カテゴリ | 3、乳児血管腫 |
哺乳障害とは、乳児(赤ちゃん)が母乳や哺乳瓶からの授乳(哺乳)を十分に行えない状態をいいます。哺乳は赤ちゃんの成長・発達に欠かせない栄養摂取の手段であるため、哺乳障害は体重増加不良・低栄養・脱水などにつながる可能性があります。
【乳児血管腫における哺乳障害】
乳児血管腫が口唇・舌・口腔内・鼻・気道などに生じた場合、哺乳障害の原因となることがあります。
・口唇の血管腫:唇の形が変形したり、腫脹によって哺乳瓶・乳首を適切にくわえることが難しくなります。 ・舌・口腔内の血管腫:舌の動きの制限・口腔内の容積の減少から、吸引力の低下・哺乳効率の低下が起こります。 ・鼻腔・気道付近の血管腫:鼻呼吸や気道が圧迫され、哺乳中の呼吸困難から哺乳量が低下します。
このような部位の乳児血管腫は、生命・機能障害のリスクがあるため「治療が強く推奨される乳児血管腫」に該当し、早期のプロプラノロール内服療法の開始が推奨されます。
【その他の疾患】
・静脈奇形、リンパ管奇形などで、口腔内や口唇、頚部などに病変が見られる場合に、哺乳障害を起こす場合があります。
【プロプラノロール投与中の哺乳量低下への注意】
プロプラノロール療法中に哺乳量が平常より少ない場合は、低血糖・低血圧のリスクが高まるため、服薬を一時中断し主治医に連絡することが推奨されています。
| 備考 | 哺乳障害のある乳児では体重増加の確認が特に重要。定期的な体重測定・発育評価を行い、必要に応じて栄養補助・経管栄養などを検討する場合がある |
https://cure-vas.jp/list/infantile-hemangioma/ 乳児血管腫の治療法を教えてください。
【関連情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | 乳児血管腫、プロプラノロール、低血糖、気道障害、視野障害、体重増加不良 |
| 関連薬剤 | プロプラノロール(ヘマンジオル®)、栄養補助製剤 |
| 関連検査 | 体重測定・発育評価、超音波検査(口腔内・気道病変評価)、MRI検査 |