2026.02.26
リンパドレナージ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | リンパドレナージ |
| 英語名 | Lymph drainage |
| 略語 | LD |
| 読み方 | りんぱどれなーじ |
| カテゴリ | 7、リンパ管奇形 |
リンパドレナージとは、滞ったリンパ液を軽い圧力をかけてリンパ管の流れに沿って誘導し、正常なリンパ節の方向へ流れを促すマッサージ技法です。「用手的リンパドレナージ(MLD:Manual Lymph Drainage)」とも呼ばれ、リンパ浮腫の保存療法(複合的理学療法)の重要な一つとして行われています。
【リンパ管奇形・リンパ浮腫における役割】
リンパ管奇形・原発性リンパ浮腫(リンパ管の先天的な機能不全によるむくみ)・クリッペル・トレノネー症候群など混合型脈管奇形に伴うリンパ浮腫に対して、リンパドレナージは以下の目的で用いられます。
・患部の腫脹(むくみ)の軽減 ・皮膚硬化・線維化の予防・改善 ・蜂窩織炎(皮膚感染症)の予防 ・疼痛の緩和・日常生活の質(QOL)の向上
複合的理学療法(CDT)では、①リンパドレナージ、②圧迫包帯療法・弾性ストッキング、③皮膚ケア、④リンパドレナージを取り入れた運動療法を組み合わせて行います。
【注意点】
感染症(蜂窩織炎・血栓性静脈炎)の急性期、心不全・腎不全がある場合にはリンパドレナージは禁忌(行ってはいけない状態)となります。必ず専門的な訓練を受けたセラピスト(リンパ浮腫療法士)が実施することが推奨されます。
| 備考 | リンパドレナージは医療保険の対象外(自費)となることが多いが、一部の医療機関では訓練・指導が行われている。弾性ストッキング・弾性包帯との組み合わせがより効果的とされている |
https://cure-vas.jp/list/lymphatic-malformation/ リンパ管奇形の治療法を教えてください。
【関連情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | リンパ浮腫、圧迫療法(弾性ストッキング)、複合的理学療法、蜂窩織炎、リンパ管静脈吻合術(LVA) |
| 関連薬剤 | シロリムス(原疾患管理)、抗生剤(蜂窩織炎予防・治療) |
| 関連検査 | リンパ管シンチグラフィー、超音波検査、皮膚・浮腫の評価(肢周径測定) |
(最終編集:2026年2月26日)