2026.02.26
リンパ管拡張症
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | リンパ管拡張症 |
| 英語名 | Lymphangiectasia |
| 略語 | ― |
| 読み方 | りんぱかんかくちょうしょう |
| カテゴリ | 7、リンパ管奇形 |
リンパ管拡張症とは、リンパ管が異常に拡張(太く・大きく)した状態を指す疾患概念です。特定の臓器に限局して起こる「局所性リンパ管拡張症」から、全身のリンパ管が広範に侵される「全身性リンパ管拡張症(リンパ管腫症)」まで幅広い病態を含みます。
【代表的な疾患・病態】
<腸リンパ管拡張症(腸リンパ管拡張症)>
消化管(主に小腸)のリンパ管が拡張し、リンパ液(タンパク質・リンパ球・脂溶性栄養素を多く含む)が腸管内に漏れ出す疾患です。低アルブミン血症・低ガンマグロブリン血症・リンパ球減少症・下痢・浮腫が特徴的な症状です。小児慢性特定疾病の対象疾患(腸リンパ管拡張症)であり、先天性(リンパ管奇形に伴うもの)と後天性(他疾患に続発するもの)があります。
<乳び胸・乳び腹水を伴うリンパ管拡張症>
胸腔・腹腔内のリンパ管が拡張・破裂してリンパ液(乳び)が貯留する状態で、リンパ管腫症・混合型脈管奇形などに伴います。
【治療】
原因疾患(リンパ管奇形・リンパ管腫症など)の治療(シロリムスなど)が基本です。腸リンパ管拡張症では、低脂肪食・中鎖脂肪酸(MCT)含有食の栄養療法、タンパク質・免疫グロブリンの補充が行われます。
| 備考 | 腸リンパ管拡張症は小児慢性特定疾病の対象疾患(慢性消化器疾患の区分)であり、医療費助成が受けられる可能性がある。消化器内科・小児科・形成外科などの連携が重要 |
https://cure-vas.jp/list/lymphatic-malformation/ リンパ管奇形の治療法を教えてください。
【関連情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | リンパ管腫症、腸リンパ管拡張症、乳び胸、低アルブミン血症、低ガンマグロブリン血症、リンパ漏 |
| 関連薬剤 | シロリムス、オクトレオチド(乳び漏の保存的治療)、免疫グロブリン製剤 |
| 関連検査 | 血液検査(アルブミン・IgG・リンパ球数)、リンパ管シンチグラフィー、MRI・CT検査、小腸内視鏡検査 |
(最終編集:2026年2月26日)