着圧サポーター

日本語名 着圧サポーター
英語名 Compression supporter
略語 ―
読み方 ちゃくあつさぽーたー
カテゴリ 6、静脈奇形

着圧サポーター(compression supporter)とは、特定の部位に段階的な圧力をかけることで、血液やリンパ液の流れを促進し、むくみや痛みを軽減するための圧迫用品です。圧迫療法(compression therapy)に用いられる弾性着衣の一種です。

【弾性ストッキングとの違い】

弾性ストッキングは主に下肢全体を覆うものですが、着圧サポーターは膝、肘、手首、足首など特定の部位や関節周囲に装着するタイプの製品を指すことが多いです。

製品 対象部位 特徴
弾性ストッキング 下肢全体 つま先から太ももまで段階的に圧迫
弾性スリーブ 上肢(腕) 腕全体を圧迫
弾性グローブ 手・指 手指のむくみに対応
着圧サポーター 膝、肘、足首など 関節部位や局所を圧迫

【圧迫療法の目的】

着圧サポーターを含む圧迫療法は、以下の目的で行われます。

・むくみ(浮腫)が軽減した良好な状態を維持する

・組織の隙間にリンパ液や血液がたまらないようにする

・静脈血やリンパ液の流れを良くする

・血栓の形成を予防する

・疼痛(痛み)を軽減する

・病変部位の肥大を抑制する

【血管腫・血管奇形における使用】

<静脈奇形>

・四肢の静脈奇形による浮腫、疼痛の軽減

・筋肉内静脈奇形の保存療法として使用

・血栓形成の予防

・硬化療法後の圧迫

<リンパ管奇形>

・四肢のリンパ管奇形による浮腫の軽減

<クリッペル・トレノネー症候群>

・患肢の浮腫、肥大の抑制

・疼痛の軽減

【着圧サポーターの種類】

<部位別>

・膝用サポーター:膝周囲の静脈奇形に使用

・肘用サポーター:肘周囲の病変に使用

・足首用サポーター:足関節周囲の病変に使用

・手首用サポーター:手関節周囲の病変に使用

<入手方法>

・市販品:ドラッグストアやスポーツ用品店、ネットで購入可能。比較的安価で入手しやすい

・医療用:医療機関で処方される。圧迫圧が明確で、より効果的な圧迫が可能

・オーダーメイド:専門店で体型に合わせて作製。フィット感が良いが高価

【使用上の注意点】

・サイズの合わない着圧サポーターの着用は、症状の悪化や皮膚トラブルを起こす原因となる

・きつすぎる圧迫は血流を阻害する可能性がある

・感染など急性炎症が起こっている時は、炎症が治まってから使用する

・動脈疾患がある場合は使用に注意が必要(医師に相談)

・長時間の使用で皮膚トラブル(かぶれ、かゆみなど)が起きた場合は使用を中止し相談する

・医師やセラピストの指導を受けて、適切な圧迫圧と装着方法を確認することが重要

【他の保存的治療との併用】

着圧サポーターは、以下のような保存的治療と併用されることがあります。

・鎮痛剤(痛み止め):疼痛管理

・弾性ストッキング:より広範囲の圧迫が必要な場合

・挙上(患肢を高くする):むくみの軽減

 

【関連情報】

項目 内容
関連用語 弾性ストッキング、圧迫療法、弾性スリーブ、オーダーメイドストッキング、保存的治療
関連疾患 静脈奇形、筋肉内静脈奇形、リンパ管奇形、クリッペル・トレノネー症候群

https://cure-vas.jp/list/venous-malformation/

(最終編集:2026年2月19日)