耳鼻科(耳鼻咽喉科)
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日本語名 |
耳鼻科(耳鼻咽喉科) |
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英語名 |
Otolaryngology / Otorhinolaryngology / ENT (Ear, Nose, and Throat) |
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略語 |
ENT |
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読み方 |
じびか(じびいんこうか) |
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カテゴリ |
1、血管腫・血管奇形と診断された方へ |
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備考 |
頭頸部の血管腫・血管奇形の診療に関わる診療科 |
耳鼻科(耳鼻咽喉科、otolaryngology)は、耳、鼻、のど(咽頭・喉頭)、口腔、頸部(首)などの病気を専門に診療する診療科です。英語では「ENT(Ear, Nose, and Throat)」とも呼ばれます。血管腫・血管奇形は頭頸部に好発するため、耳鼻咽喉科は診断や治療において重要な役割を担っています。
耳鼻咽喉科が担当する主な領域
- 耳: 外耳、中耳、内耳の病気、難聴、めまい
- 鼻: 鼻腔、副鼻腔の病気、鼻出血、アレルギー性鼻炎
- 口腔・咽頭: 口の中、のどの病気、扁桃、舌
- 喉頭: 声帯、気道の病気、嚥下障害
- 頸部: 首のしこり、甲状腺、唾液腺、リンパ節
血管腫・血管奇形と耳鼻咽喉科の関わり
① 頭頸部の血管奇形
- 静脈奇形は頭頸部(頭、顔面、口腔、首など)に起こりやすい
- 口腔内(舌、頬粘膜、口蓋など)や咽頭の静脈奇形・リンパ管奇形
- 巨大静脈奇形(頸部口腔咽頭びまん性病変)は保険適用の矯正歯科治療の対象疾患
② 気道に関わる病変
- 乳児の喉頭・声門下の乳児血管腫は気道狭窄を起こすことがある
- 頸部のリンパ管奇形が気道を圧迫することがある
- 緊急の気道確保が必要な場合もある
③ 鼻出血(鼻血)
- 遺伝性出血性末梢血管拡張症(HHT / オスラー病)では繰り返す鼻出血が特徴的
- 鼻粘膜の毛細血管拡張に対するレーザー治療や凝固療法
- 重症例では粘膜焼灼術などの外科的治療
④ 嚥下・発声への影響
- 舌や咽頭の血管奇形は嚥下障害(飲み込みにくさ)を起こすことがある
- 喉頭の病変は声がれ(嗄声)の原因となることがある
耳鼻咽喉科で行われる検査・治療
検査
- 内視鏡検査(鼻咽腔ファイバー、喉頭ファイバー)
- 聴力検査、平衡機能検査
- 画像検査(CT、MRI)との連携
治療
- レーザー治療(鼻粘膜の毛細血管拡張など)
- 硬化療法(口腔・咽頭の静脈奇形、リンパ管奇形)
- 外科的切除
- 気道確保(気管切開など緊急時)
受診のポイント
血管腫・血管奇形が口の中、のど、鼻、首などにある場合は、耳鼻咽喉科の専門医に相談することをお勧めします。特に以下のような症状がある場合は早めの受診が大切です。
- 繰り返す鼻出血
- 口の中やのどの腫れ、痛み
- 飲み込みにくさ、むせやすさ
- 声のかすれ
- 呼吸がしにくい、いびきがひどい
- 首のしこりが大きくなってきた
専門施設を探す際は、血管腫・血管奇形の診療経験がある耳鼻咽喉科や、形成外科・放射線科などと連携が取れる施設を選ぶとよいでしょう。
関連情報
- 関連用語: 頭頸部、口腔、咽頭、喉頭、鼻出血、気道狭窄、嚥下障害
- 関連疾患: 遺伝性出血性末梢血管拡張症(HHT)、頸部リンパ管奇形、舌静脈奇形、巨大静脈奇形(頸部口腔咽頭びまん性病変)、声門下乳児血管腫
- 関連診療科: 形成外科、小児外科、放射線科、口腔外科. (最終編集:2026年2月14日)