心嚢水
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日本語名 |
心嚢水 |
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英語名 |
Pericardial effusion |
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略語 |
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読み方 |
しんのうすい |
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カテゴリ |
7、リンパ管奇形 |
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備考 |
リンパ管腫症・ゴーハム病などの合併症として重要 |
心嚢水(pericardial effusion)とは、心臓を包んでいる袋状の膜(心膜、心嚢)の中に、過剰な液体が溜まった状態をいいます。
正常な状態:健康な人でも心膜の中には少量の液体(心嚢液)が存在しており、心臓がスムーズに動くための潤滑油のような役割を果たしています。しかし、特定の病気によって液体が過剰に溜まると、心嚢水となります。
血管腫・血管奇形との関係:リンパ管腫症、ゴーハム病、リンパ管拡張症などでは、異常なリンパ管から心膜腔内にリンパ液が漏れ出すことがあり、心嚢水が起こることがあります。この場合、溜まる液体はリンパ液(乳び)であることが多く、「乳び心嚢水」と呼ばれます。胸水や腹水と同時に起こることもあります。
症状:少量であれば無症状のこともありますが、液体が大量に溜まると心臓が圧迫され、息切れ、胸の圧迫感、動悸、息苦しさ、むくみなどが現れます。急激に大量の液体が溜まると、心臓が十分に拡張できなくなる「心タンポナーデ」という危険な状態になることがあり、緊急の治療が必要です。
検査:胸部X線検査、心臓超音波検査(心エコー)、CT検査などで評価します。心嚢穿刺によって液体の性状(リンパ液か、血液か、その他か)を調べることもあります。
治療:軽症であれば原疾患(リンパ管腫症など)の治療を行いながら経過観察します。大量の心嚢水で症状がある場合は、心嚢穿刺(針を刺して液体を抜く)やドレナージ(管を入れて持続的に排液する)が必要になることがあります。最近は、シロリムスがリンパ管腫症やゴーハム病の症状に著効することがわかり、薬事承認されています(ノーベルファーマHP内の一般、患者様向けのコンテンツ)。
(最終編集:2026年2月12日)
関連情報
- 関連用語: 胸水、腹水、乳び胸、心タンポナーデ、リンパ管腫症、ゴーハム病、リンパ管拡張症
- 検査: 心臓超音波検査(心エコー)、胸部X線、CT検査、心嚢穿刺
- 治療: 原疾患の治療、心嚢穿刺・ドレナージ、シロリムス