QOL(クオリティ・オブ・ライフ、Quality of Life)
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日本語名 |
生活の質(クオリティ・オブ・ライフ) |
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英語名 |
Quality of life |
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略語 |
QOL |
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読み方 |
せいかつのしつ |
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カテゴリ |
10、シロリムス |
生活の質(クオリティ・オブ・ライフ、Quality of life:QOL)とは、人が日常生活を送る上での満足度や幸福感、身体的・精神的・社会的な健康状態を総合的に評価する概念です。医療の分野では、単に病気を治すだけでなく、患者さんがどれだけ充実した生活を送れるかという観点から、治療の効果や意義を評価する際に重要な指標となっています。
【QOLの構成要素】
・身体的側面:痛み、疲労、身体機能、日常生活動作(ADL)の自立度など
・精神的側面:不安、抑うつ、自己肯定感、将来への希望など
・社会的側面:仕事や学校への参加、対人関係、社会活動への参加など
・その他:整容面(外見)、経済的負担、家族への影響など
【血管腫・血管奇形におけるQOL】
血管腫・血管奇形は、疼痛、出血、腫脹、機能障害、整容面の問題など、患者さんのQOLに大きな影響を与えることがあります。特に顔面や四肢などの目立つ部位に病変がある場合、外見上の問題から精神的・社会的なQOLが低下することがあります。
シロリムスをはじめとする薬物療法の治療効果を評価する際には、病変の大きさの変化だけでなく、患者さんのQOLがどれだけ改善したかも重要な評価項目となります。痛みの軽減、出血の減少、腫脹の改善、日常生活動作の向上などが、QOL改善の指標として用いられます。
形成外科学会では、「機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、患者さんの生活の質(QOL)の向上に貢献する」ことを専門領域の目標として掲げています。
治験や臨床研究では、QOL評価のための標準化された質問票(SF-36、EQ-5Dなど)が使用されることがある
【関連情報】
関連用語:シロリムス、薬物療法、治験、副作用、血中濃度、形成外科、経過観察
関連疾患:静脈奇形、リンパ管奇形、リンパ管腫症、動静脈奇形、クリッペル・トレノネー症候群
関連概念:ADL(日常生活動作)、患者報告アウトカム(PRO)、健康関連QOL
(最終編集:2026年2月14日)