保険適用の矯正歯科治療

項目 内容
日本語名 保険適用の矯正歯科治療
英語名 Insurance-covered orthodontic treatment
略語
読み方 ほけんてきようのきょうせいしかちりょう
カテゴリ 12、繋がるためのコンテンツ

矯正歯科治療(歯並びや噛み合わせを整える治療)は、一般的には審美目的と見なされ、公的医療保険(健康保険)が適用されない自費診療となります。しかし、特定の疾患や状態に該当する場合には、例外的に公的医療保険が適用され、費用の一部が保険でまかなわれます。

【保険適用となる主な条件】

矯正歯科治療に公的医療保険が適用されるのは、以下のような場合です。

顎の外科手術(顎変形症)との併用:外科的矯正治療として、手術前後の矯正治療に保険が適用されます。
先天性疾患(口唇口蓋裂など):唇顎口蓋裂、鎖骨頭蓋異形成、ダウン症候群など、厚生労働省が定める58の先天性疾患に伴う歯科矯正治療。
小児慢性特定疾病・指定難病に伴う歯科矯正:一部の脈管異常(静脈奇形、リンパ管奇形など)が顎骨・口腔・顔面部に発生し、咬合(噛み合わせ)・摂食・嚥下機能に影響する場合、保険診療としての矯正治療が認められることがあります。

【脈管異常と矯正歯科治療の関係】

顔面や口腔内に発生した静脈奇形・リンパ管奇形・毛細血管奇形、またはクリッペル・トレノネー症候群などの混合型脈管奇形では、病変が口唇・舌・顎骨・歯肉などに及ぶと、歯列不正・開咬・顎変形・摂食困難などを引き起こすことがあります。このような場合、形成外科・口腔外科・矯正歯科が連携した集学的治療の一環として、保険適用の矯正治療が検討されることがあります。

【手続き】

保険適用となるかどうかは、疾患の種類・歯科医師の診断・治療計画の内容によって異なります。担当の主治医や口腔外科・矯正歯科の専門医に相談し、保険適用の可能性と申請方法を確認することをお勧めします。

| 備考 | 保険適用となる矯正歯科治療は、「顎口腔機能診断施設」として認定された医療機関でのみ実施可能。事前に対応施設かどうかを確認すること |

https://cure-vas.jp/connect/ お役立ちコンテンツ(医療費助成)を教えてください。

【関連情報】

項目 内容
関連用語 自立支援医療費制度、小児慢性特定疾病、指定難病、高額療養費制度、顎変形症、医療ソーシャルワーカー
関連薬剤
関連検査 口腔内写真、X線(パノラマ・セファロ)、歯科矯正に関する診断書

(最終編集:2026223日)