毛細血管奇形-動静脈奇形

項目 内容
日本語名 毛細血管奇形-動静脈奇形
英語名 Capillary malformation-arteriovenous malformation
略語 CM-AVM
読み方 もうさいけっかんきけいーどうじょうみゃくきけい
カテゴリ 5、毛細血管奇形

毛細血管奇形-動静脈奇形(CM-AVM)とは、全身の皮膚に多発性の小さな毛細血管奇形(円形・楕円形の赤色斑)が生じるとともに、脳・脊髄・皮膚・軟部組織などに動静脈奇形(AVM)または動静脈瘻(AVF)を合併する、比較的まれな遺伝性の疾患です。2003年に独立した疾患として提唱されました。

【原因と遺伝形式】

主にRASA1遺伝子(CM-AVM1型)またはEPHB4遺伝子(CM-AVM2型)の生殖細胞系列ヘテロ接合変異(常染色体顕性遺伝)が原因として同定されています。RASAIタンパク質はRASシグナルの負の制御因子として機能しており、RASA1が機能喪失するとRAS/MEK/ERK経路が過剰に活性化し、動静脈奇形・血管奇形を引き起こすと考えられています。

【症状と特徴】

・皮膚の多発性の小さな毛細血管奇形(直径1〜2cmの楕円形・白い輪郭を持つことがある) ・脳・脊髄・肝臓・皮膚・骨盤内などの動静脈奇形・動静脈瘻 ・動静脈奇形の部位によっては、頭蓋内出血・神経症状・心不全などの重篤な合併症が生じる可能性がある

【治療と管理】

原因遺伝子が同定された場合は、家族(親・兄弟姉妹)への遺伝子検査と生涯にわたるMRI・超音波による定期スクリーニングが推奨されます。動静脈奇形に対しては塞栓術・手術などが検討されます。

| 備考 | CM-AVMはパークスウェーバー症候群と類縁の疾患として注目されており、RASA1遺伝子検査が診断の鍵となる。遺伝性疾患であるため遺伝カウンセリングが重要 |

https://cure-vas.jp/list/capillary-malformation/ 毛細血管奇形の治療法を教えてください。

【関連情報】

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関連用語 RASA1遺伝子、RAS/MEK/ERK経路、動静脈奇形(AVM)、毛細血管奇形、パークスウェーバー症候群、常染色体顕性遺伝
関連薬剤 MEK阻害剤(トラメチニブ等、研究段階)、塞栓物質(塞栓術)
関連検査 遺伝子検査(RASA1・EPHB4)、MRI検査(脳・全身)、超音波検査、血管造影検査

(最終編集:2026224日)