毛細血管奇形

項目 内容
日本語名 毛細血管奇形
英語名 Capillary malformation
略語 CM
読み方 もうさいけっかんきけい
カテゴリ 1、血管腫・血管奇形と診断された方へ

毛細血管奇形(CM)とは、皮膚の浅い部分にある毛細血管(最も細い血管)が異常に拡張した先天性の脈管奇形です。皮膚表面に平らな赤〜紫赤色の「あざ」として生まれた時から存在し、加齢とともに色が濃くなったり、表面が凸凹・肥厚してくることがあります。一般的に「ポートワイン母斑(port wine stain)」「単純性血管腫」とも呼ばれています。日本人の0.3〜0.5%程度に発生するとされています。

【特徴と自然経過】

・生まれた時から存在し、加齢とともに消えることはなく(退縮しない)、成人以降は色が濃くなったり表面に結節が生じることがあります。 ・乳児血管腫(自然退縮する腫瘍)とは異なり、生涯にわたって治療が必要なことがあります。 ・圧迫すると一時的に色が薄くなります(これが静脈奇形との鑑別に役立ちます)。

【合併症・関連疾患】

顔面(特に三叉神経第1枝・第2枝領域)の毛細血管奇形は、スタージ・ウェーバー症候群(眼・脳の合併症を伴う)と関連することがあります。また毛細血管奇形が他の脈管奇形(静脈奇形・リンパ管奇形・動静脈奇形など)と合併する「混合型脈管奇形」も知られています。

【治療】

パルス色素レーザー(PDL)治療が第一選択で、保険適応があります。乳幼児期から治療を開始するほど効果が出やすいとされています。

| 備考 | 毛細血管奇形は美容的な問題だけでなく、スタージ・ウェーバー症候群などの重篤な合併症を伴う場合もあるため、顔面病変では早期の専門医受診・眼科・神経科との連携が重要 |

https://cure-vas.jp/list/capillary-malformation/ 毛細血管奇形の治療法を教えてください。

【関連情報】

項目 内容
関連用語 ポートワイン母斑、単純性血管腫、スタージ・ウェーバー症候群、パルス色素レーザー、乳児血管腫(鑑別)
関連薬剤 パルス色素レーザー(PDL治療)、局所麻酔クリーム(レーザー前処置)
関連検査 視診・ダーモスコピー、眼科検査(スタージ・ウェーバー除外)、MRI検査(脳合併症の確認)

(最終編集:2026224日)