2026.02.23
動静脈瘻
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日本語名 | 動静脈瘻 |
| 英語名 | Arteriovenous fistula |
| 略語 | AVF |
| 読み方 | どうじょうみゃくろう |
| カテゴリ | 9、混合型脈管奇形、KTSなど |
動静脈瘻(AVF)とは、動脈と静脈が異常に直接つながっている状態をいいます。本来であれば動脈→毛細血管→静脈という順序で血液が流れるところ、毛細血管を経由せずに動脈から静脈へと直接血液が流れ込む「短絡(シャント)」が起こります。「瘻(ろう)」とは本来つながっていない構造物の間に生じた異常な開口部・通路のことを意味します。
【動静脈奇形(AVM)との違い】
動静脈瘻(AVF)と動静脈奇形(AVM)は混同されることがありますが、以下の点で異なります。
| 動静脈瘻(AVF) | 動静脈奇形(AVM) | |
|---|---|---|
| 構造 | 動脈と静脈が1点〜数点で直接つながる | 動脈と静脈の間に「ナイダス」と呼ばれる異常血管の塊が存在する |
| 流れ | 1点〜少数の短絡点を通じた高速血流 | ナイダスを介した複雑な高速血流 |
| 先天性・後天性 | 先天性のほか、外傷・手術後などに後天的に生じることもある | 多くは先天性 |
ただし、実際には両者が混在する場合や、区別が難しいケースも多く、まとめて「高流速型脈管奇形」として扱われることもあります。
【症状と治療】
病変部の拍動(ドクドクとした波動)・熱感・皮膚の発赤・疼痛・出血・潰瘍などが起こります。治療は塞栓術(血管内治療)や外科的切除が主体ですが、根治は困難で再発しやすいとされています。
| 備考 | 後天性の動静脈瘻は、外傷・手術・カテーテル検査などで動脈と静脈が同時に損傷した際にも生じることがある。先天性と後天性では原因・治療方針が異なるため、正確な評価が重要 |
https://cure-vas.jp/list/combined-vascular-anomalies-klippel-trenaunay-syndrome/ 混合型脈管奇形の治療法を教えてください。
【関連情報】
(最終編集:2026年2月23日)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関連用語 | 動静脈奇形(AVM)、動静脈短絡(シャント)、ナイダス、パークスウェーバー症候群、高流速型脈管奇形、高拍出性心不全 |
| 関連薬剤 | 塞栓物質(塞栓術で使用)、トラメチニブ(MEK阻害剤)、鎮痛薬(NSAIDs) |
| 関連検査 | 超音波ドプラ検査、MRI検査、血管造影検査(DSA)、CT血管造影 |