冷凍凝固療法

項目 内容
日本語名 冷凍凝固療法
英語名 Cryotherapy
略語
読み方 れいとうぎょうこりょうほう
カテゴリ 3、乳児血管腫

冷凍凝固療法(クライオセラピー)とは、液体窒素(約-196℃)や二酸化炭素などの超低温物質を用いて、病変部組織を急速に冷却・凍結・壊死させることで病変を治療する方法です。皮膚科・形成外科で様々な皮膚病変(いぼ・脂漏性角化症・基底細胞癌など)の治療に用いられています。

【乳児血管腫・毛細血管奇形への使用と位置づけ】

かつては乳児血管腫や毛細血管奇形(赤あざ)に対して冷凍凝固療法が行われていたことがありましたが、現在は以下の理由から標準的な治療法としては位置づけられていません。

・副作用(色素脱失・色素沈着・瘢痕形成・色素異常)が生じやすい ・乳児の皮膚は成人より凍結障害を受けやすい ・プロプラノロール内服・パルス色素レーザーなど、より効果的で低侵襲な治療法が普及した

現在では乳児血管腫に対する第一選択薬はプロプラノロール(内服)・局所プロプラノロールゲル、毛細血管奇形に対してはパルス色素レーザーが標準的な治療です。冷凍凝固療法は化膿性肉芽腫(pyogenic granuloma)などの血管性腫瘍には引き続き使用されることがあります。

| 備考 | かつて乳児血管腫の「イチゴ状血管腫」に冷凍凝固療法が広く行われていた時期があったが、瘢痕・色素異常の後遺症が問題となり、現在は推奨されていない。治療法の歴史的変遷を理解する上で重要な用語 |

https://cure-vas.jp/list/infantile-hemangioma/ 乳児血管腫の治療法を教えてください。

【関連情報】

項目 内容
関連用語 乳児血管腫、毛細血管奇形、化膿性肉芽腫、瘢痕化、パルス色素レーザー(現在の標準治療)
関連薬剤 プロプラノロール(乳児血管腫第一選択)、液体窒素(冷凍凝固療法で使用)
関連検査 視診・ダーモスコピー、治療効果の写真記録

(最終編集:2026226日)