血管腫・血管奇形(脈管奇形)の患者さん、ご家庭が
受けることが出来る医療費助成
血管腫・血管奇形(脈管奇形)の患者さんは年齢と病名、重症度(症状の程度)などによって、様々な医療費助成を受けることができます。自治体によって仕組みや条件などが異なる場合や、病名の診断が合っていても、所得制限など細かい条件などもあり、助成が受けられないこともあります。詳しくは、受診している病院の医療福祉相談室などを訪ねてみると良いです。専門の医療ソーシャルワーカーが、あなたに合った情報を提供してくれたり、様々な生活の問題を相談できると思います。
血管腫・血管奇形に関わらず、通常の医療費(自己負担分)については、小児期は中学生(もしくは高校生)まで自治体の「乳幼児・こども医療費助成制度」を受けることができます(自治体によって所得制限など対象者が異なる場合があります)。
また血管腫・血管奇形は14つの疾患が「小児慢性特定疾病」、8つの疾患が「指定難病」となっています。これらはそれぞれの疾患の診断基準にて診断され、中等症以上の重症度など基準に合致していなければいけません(基準は疾患によって異なります)。
また、一定の障害の状態にある場合には「自立支援医療費制度」、「重度心身障害者医療費助成制度」など、様々な医療費助成制度があります。
その他、小児慢性特定疾病や指定難病に該当しない疾患についても、公的医療保険の制度として「高額療養費制度」があります。「歯の矯正」も公的医療保険が受けられることがあります。所得制限などもありますが、対象となる手当がないか、チェックしてみましょう。
国の制度、自治体の制度のいずれも、制度は毎年、変わっていますので、最新の情報を入手してください。また、自治体の制度はお住まいの自治体によって違いがありますので、最新の情報を入手してください。
小児慢性疾患・指定難病による
医療費助成
1.小児慢性特定疾病
医療費助成制度
小児期に発生する788の慢性疾患(令和3年11月)に対して、18歳までに申請をすると医療費助成が受けられます(20歳まで)。血管腫・血管奇形の疾患は、脈管疾患と区切られ、青色ゴムまり様母斑症候群、巨大静脈奇形、巨大動静脈奇形、クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群、原発性リンパ浮腫、リンパ管腫、リンパ管腫症、遺伝性出血性末梢血管拡張症(オスラー病)、カサバッハ・メリット現象(症候群)が対象となっています。また神経・筋疾患のスタージ・ウェーバー症候群、巨脳症-毛細血管奇形症候群、海綿状血管腫(脳脊髄)、慢性消化器疾患の腸リンパ管拡張症、肝巨大血管腫についても、別の疾患群ですが、対象疾患となっている血管腫・血管奇形疾患です。
小児慢性特定疾病医療費助成制度
- 新規申請は18歳未満までに申請しましょう。
認定された患者さんの継続申請の場合は20歳未満まで申請可能です。 - 指定小児慢性特定疾病医療機関、指定医が決まっています。
現在お住まいの都道府県内の最寄りの担当窓口へご相談下さい。
- 難病のこども支援全国ネットワークでも相談を受け付けています。
- 医療受給者証の有効期限は1年なので、毎年、更新が必要です。
- 医療費助成の自己負担上限額が決まっています。
- 日常生活用具給付事業といい、様々な用具の給付を受ける制度もあります。
- 小児慢性特定疾病医療費の支給開始日は、原則として申請の受理日(医療意見書を含む必要書類を自治体の窓口に提出した日等)となっていましたが、医療機関に医療意見書の作成を依頼してから受領できるまでに日数がかかることが多く、これまで申請日より前に生じた医療費については、小児慢性特定疾病による医療費助成を受けることができませんでした。
令和5年10月1日より、小児慢性特定疾病医療費の支給認定の開始日の取り扱いが変更され、指定医により小児慢性特定疾病の対象を満たすと判断された日が、医療意見書の「診断年月日」の欄に記載されます(小児慢性特定疾病の対象要件をみたすと医師が判断した日)。記載されている「診断年月日」よりも申請が遅くなった場合、提出が遅くなった理由等を記載し、申請先の自治体窓口に提出することで、原則として1か月(ただし、やむを得ない理由がある場合は最長3ヶ月前まで)支給開始日が早まります。支給認定の開始日の遡りに関する以下のパンフレットをご覧ください。 参考資料
2.難病医療費助成制度(指定難病)
指定難病と難病指定医に診断され、重症度分類等に照らして病状の程度が一定程度以上の場合、医療費助成を受けることができます。リンパ管腫症/ゴーハム病、巨大リンパ管奇形(頚部顔面病変)、巨大静脈奇形(頚部口腔咽頭びまん性病変)、巨大動静脈奇形(頚部顔面又は四肢病変)、クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群、乳幼児肝巨大血管腫、スタージ・ウェーバー症候群、オスラー病が対象疾患です。それぞれの疾患の診断基準に合致しているか、重症度分類で対象の重症度かどうかを難病指定医が判断し、自治体に申請します。
難病医療費助成制度(指定難病)
参考/難病情報センターHP https://www.nanbyou.or.jp/entry/5460
- 支給認定の有効期間は、原則1年以内です。有効期間を過ぎて治療継続が必要な場合は更新の申請を行います。
- 患者さんの自己負担上限額(月額)は、所得などに応じて決定されます。
- 「軽症高額該当」といい、症状の程度が疾病ごとの重症度分類等に該当しない軽症者でも、高額な医療を継続することが必要な人は、医療費助成の対象となります。医療費総額が33,330円を超える月が支給認定申請月以前の12月以内に3回以上ある場合になります。例えば、医療保険3割負担の場合、医療費の自己負担がおよそ1万円となる月が年3回以上ある場合が該当します。
- その他、「高額かつ長期」、「人工呼吸器装着者の負担上限」などの制度もあります。詳しくは、難病情報センターのHPや各自治体の担当部署に確認してください。
- 2023(令和5)年10月1日から難病医療費助成制度が変わり、助成開始時期を前倒しできます。助成の開始時期が、申請日から、
「重症度分類を満たしていることを診断した日等」へ前倒し可能になります。参考資料
一定の障害状態による
医療費助成
3.自立支援医療費制度
心身の障害を除去・軽減するための医療について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。精神通院医療、更生医療(身体障害者手帳の交付、18歳以上)、育成医療(18歳未満)などに該当する場合に該当します。
自立支援医療制度
「心身の障害を除去・軽減するための医療」について、医療費の自己負担額を軽減する公費負担医療制度です。
対象
- 精神通院医療(精神障害、てんかん、行動障害、発達障害など)
- 更生医療: 「18歳以上」の身体障害者手帳交付を受けている方
- 育成医療: 「18歳未満」の障害を有する児童や、無治療では将来において障害を残すと認められる児童
育成医療の対象となる障害
①肢体不自由
②視覚障害
③聴覚・平行機能障害
④音声・言語・そしゃく機能障害
⑤心臓機能障害
⑥腎臓機能障害
⑦小腸機能障害
⑧肝臓機能障害
⑨その他先天性内臓機能障害
⑩免疫機能障害
医療助成の範囲
- 受給には所得の制限があります。「原則、医療費の1割」
- 負担が重くなりすぎないように、自己負担金の上限が定められています。(所得により上限が異なります)
厚労省HPより
4.重度心身障害者医療費助成制度
心身に重度の障害がある方を対象に医療費の自己負担額を軽減する制度です。対象となる方や助成の内容は地方自治体ごとに異なりますが、障害者手帳や精神障害者手帳等をお持ちの方を対象にしている自治体が多いです。自治体HPなどで確認してください。そして対象となる方には健康保険証とは別に、医療証が交付されます。(通称「マル障」と呼ばれます)
重度心身障害者医療費助成制度
心身に重度の障害がある方を対象に、医療費の自己負担額を軽減する制度です。
岐阜県の場合
対象
- 身体障害者手帳1級から3級の方
- 療育手帳A、A1、A2、B1の判定の方
- 戦傷病者手帳特別項症から第4項症までの方で、身体障害者手帳4級の方
- 精神障害者保健福祉手帳1級から2級の方
医療助成の範囲
- 受給には所得の制限があります。
お住まいの都道府県・市町村によって、対象となる障害の程度や、助成の内容も異なっています。
上記には該当しない場合にも適用される
医療保険の一般的な助成
5.高額療養費制度
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する制度です。上限額は、年齢や所得に応じて定められており、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。
高額療養費制度を利用される皆さまへ
関連団体
(患者会、国内外の関連学会、団体など)
血管腫・血管奇形(脈管奇形)に関連した患者会さんや、団体などのホームページを紹介させて頂きます。各団体のHP内容、活動については、それぞれの団体に直接お問い合わせください。また、ここで取り上げた団体が全てではありませんので、追加情報などがありましたら、ご連絡ください。
関連する患者会、患者団体
NPO法人 血管腫・血管奇形の患者会 | https://www.pava-net.com/ |
---|---|
混合型脈管奇形の会 (※旧混合型血管奇形の難病指定を求める会) |
https://www.myakkankikei.com/ |
血管奇形ネットワーク | https://kekkankikeinw.web.fc2.com/index.html |
NPO法人 リンパ管腫と共に歩む会 | https://www.npo-ilmn.org/ |
スタージ・ウェバー家族の会 | https://swsjuntendo.wixsite.com/sturge-weber |
公的な団体などが作成するホームページ
難病情報センター(指定難病などの情報) | https://www.nanbyou.or.jp/ |
---|---|
小児慢性特定疾病情報センター |
患者さん向けのわかりやすいページがあります https://kodomo.kouhi.jp/ |
小児期発症慢性疾患をもつ患者のための 移行支援・自立支援情報共有サイト |
https://transition-support.jp/ |
日本難病・疾病団体協議会 | https://nanbyo.jp/ |
特定非営利活動法人 ASrid(日本語名:アスリッド) | https://www.asrid.org/ |
海外の患者団体など
内容は英語等で書かれていますので、Google Chromeのページ翻訳ツールなどを使用してください。
NOVA(National Organization of Vascular Malformation) (血管腫・血管奇形の患者サポートの国際組織) |
|
---|---|
CLOVES SYNDROME COMMUNITY (CLOVES症候群の患者団体) |
https://clovessyndrome.org/ |
CMTC-OVM | https://www.cmtc.nl/en/
NEW (兄弟向け、心理、診断後、保護者向け、学校の先生用、医師との会話の前に知っておくこと、開業医向け情報など) |
Bundesverband Angeborene Gefäßfehlbildungen e.V. (連邦先天性血管奇形協会、ドイツの患者団体) |
https://www.angiodysplasie.de/de/verein/Ansprechpartner.php |
HEVAS(オランダの患者団体) | https://www.hevas.eu/ |
Lymphangiomatosis & Gorham’s Disease Alliance (リンパ管腫症&ゴーハム病の患者団体) |
https://www.lgdalliance.org/ |
K-T SUPPORT GROUP (クリッペルトレノネー症候群、関連疾患の患者団体) |
https://k-t.org/ |
M-CM Network (大頭症-毛細血管奇形症候群の患者団体) |
https://www.m-cm.net/ |
Project FAVA(FAVAの患者団体) | https://www.projectfava.org/ |
VASCAPA(ベルギーの血管腫・血管奇形の患者団体) | https://vascapa.org/en/ |
Vascular Anomalies Canada (カナダの血管腫・血管奇形の患者団体) |
https://vacweb.ca/ |
The Vascular Birthmarks Foundation | https://birthmark.org/ |
治験、臨床試験、
薬の情報など
現在、血管腫・血管奇形(脈管奇形)に対して実施中の治験情報および
専門医の情報は、「日本血管腫血管奇形学会」のホームページに掲載されています。(2023年2月現在)。
現在実施中の治験、
臨床試験
静脈奇形に対するモノエタノールアミンオレイン酸塩を用いた硬化療法の有効性 および安全性を評価する多施設共同非盲検単群試験(jRCT2051200046)(登録終了) |
代表 尾崎峰(杏林大学形成外科) |
https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCT2051200046 |
難治性血管・リンパ管疾患に対するシロリムスの安全性および 有効性を検討する多施設 共同非盲検非対照試験 (jRCTs031180290)(登録終了) |
代表 小関道夫(岐阜大学小児科) |
https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCTs031180290 |
脈管異常の皮膚病変に対するシロリムスゲルの多施設共同、 プラセボ対照、二重盲検、無作為化、並行群間比較試験(登録終了) |
代表 神人正寿(和歌山県立医科大学皮膚科) |
リンパ管奇形に対する越婢加朮湯の効果を評価する 臨床研究(jRCTs041210007)(募集中) |
代表 小川恵子(広島大学病院 総合内科・総合診療科 漢方診療センター) |
https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCTs041210007 |
血管腫血管奇形
診療施設全国一覧
日本血管腫血管奇形学会から、専門的な診療を行なっている全国の施設一覧が出ています。施設名、電話番号、診療科、専門分野、担当医、対応疾患、診断・治療の内容などが掲載されています(日本血管腫血管奇形学会ホームページより)。
その他、現在、行われている治験、臨床試験の情報を検索したり、医薬品の情報などを調べたりできるサイトです。
また関連する医学学会や研究班の情報などを調べるサイトもご紹介します。
医師の方からのご相談は、Medii社の「E-コンサル®」という医師限定のオンライン専門医相談サービスにて、
研究代表者の小関 道夫ほか、専門医の先生方で受け付けております。
臨床研究等提出・公開システム (Japan Registry of Clinical Trials, jRCT) |
2020年9月以降の新規試験情報はjRCT(https://jrct.niph.go.jp/)に登録 |
---|---|
臨床研究情報ポータルサイト |
臨床研究に関する疑問を解決するページ https://rctportal.niph.go.jp/how |
UMIN臨床試験登録システム | https://www.umin.ac.jp/ctr/index-j.htm |
医薬品情報データベース (臨床試験情報) |
https://www.clinicaltrials.jp/cti-user/common/Top.jsp |
医薬品医療機器総合機構 (PMDA) |
https://www.pmda.go.jp/index.html 一般の方、患者さん向けのページ、くすりの相談窓口があります。 https://www.pmda.go.jp/pnavi-01.html くすりQ&A「Q2 グレープフルーツジュースを避けるべきくすりがあるそうですが、どんなくすりですか。」 https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/qa/0017.html |
Mindsガイドラインライブラリ |
血管腫・血管奇形・リンパ管奇形診療ガイドライン 2017 |
製薬協(患者さん・一般の方向け) | https://www.jpma.or.jp/about_medicine/ |
Clinicaltrials.gov (海外の臨床試験情報) |
https://clinicaltrials.gov/ |
医師限定のオンライン専門医相談サービス 「E-コンサル®」(株式会社Medii提供) |
医師限定のオンライン専門医相談サービスにて、研究代表者の小関 道夫ほか、専門医の先生方で受け付けております。こちらからご相談ください。 ※運営会社であるMedii社のサイトに遷移します。ご利用にはE-コンサル会員登録(登録・利用ともに無料)が必要です。 |
---|
関連する学会など
(血管腫・血管奇形に関わるページのあるものに限る)
日本血管腫血管奇形学会 | http://plaza.umin.ac.jp/~jssva/index.html |
---|---|
血管腫・血管奇形IVR研究会 | http://www.marianna-u.ac.jp/avm/index.html |
ISSVA (International Society for the Study of Vascular Anomalies) (国際血管腫・脈管奇形学会) |
https://www.issva.org/ |
日本形成外科学会 | https://jsprs.or.jp/general/disease/umaretsuki/hifu/kekkanshu.html |
日本小児外科学会 | http://www.jsps.or.jp/archives/sick_type/rinpa-kanshu-2 |
日本IVR学会 | https://www.jsir.or.jp/about/vascular/ |
研究班など
難治性血管腫・血管奇形・リンパ管腫・リンパ管腫症 および関連疾患についての調査研究 (厚生労働省難治性疾患政策研究事業研究班) |
https://issvaa.jp/ |
---|---|
リンパ管疾患情報ステーション | http://www.lymphangioma.net/ |
シロリムス新作用研究会 | https://remedic.jp/jasmin/ |
厚生労働科学研究成果データベース | https://mhlw-grants.niph.go.jp/ |
日本医療研究開発機構(AMED) | https://www.amed.go.jp/index.html |
関連のある薬剤の製薬会社、
弾性ストッキングの会社など
ノーベルファーマ株式会社 | https://www.nobelpharma.co.jp/
「患者向けのリンパ管、リンパ管疾患、医療費助成制度などの解説ページ」 |
---|---|
マルホ株式会社 | https://www.maruho.co.jp/ 「患者向けの乳児血管腫の治療などの解説ページ」 https://www.maruho.co.jp/kanja/kekkanshu/ |
アーサムセラピューティクス株式会社 | https://www.arthamther.com/ |
弾性ストッキングなどの会社
株式会社松本義肢製作所 | https://www.pomgs.co.jp/ |
---|---|
株式会社リンパ(リンパ浮腫用の弾性ストッキング) | https://lymph.co/ |
メディックス(リンパ浮腫用の弾性ストッキング) | https://medicks.jp/ |
参考文献、資料など
医師向けのガイドラインや、参考になる資料などを取り上げます。
血管腫・血管奇形・
リンパ管奇形診療ガイドライン
ガイドライン2017はこちらから | https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0175/G0001002 |
---|---|
ガイドライン2022はこちらから | https://issvaa.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/80d9663d18f8cc93de83f4971e260d1c.pdf |
本HP作成にて参考とした文献、教科書、資料、サイトなど
- 血管腫・血管奇形・リンパ管奇形診療ガイドライン 2017
- 大原國章、神人正寿;血管腫・血管奇形臨床アトラス,南江堂
- マルホ 医療関係者向けサイト, 乳児血管腫患者紹介ガイド. https://www.maruho.co.jp/medical/articles/hemangiol/guide/index.html (2023.2.6 アクセス)
- 尾崎峰;もう迷わない血管腫・血管奇形 分類・診断と治療・手技のコツ.克誠堂出版
- Léauté-Labrèze C, et al. Infantile haemangioma. Lancet. 390:85-94, 2017
- Léauté-Labrèze C, et al. The Infantile Hemangioma Referral Score: A Validated Tool for Physicians. Pediatrics. 145:e20191628, 2020
- Krowchuk DP, et al. SUBCOMMITTEE ON THE MANAGEMENT OF INFANTILE HEMANGIOMAS. Clinical Practice Guideline for the Management of Infantile Hemangiomas. Pediatrics. 143:e20183475, 2019
- Baselga E, et al. Risk Factors for Degree and Type of Sequelae After Involution of Untreated Hemangiomas of Infancy. JAMA Dermatol. 152:1239–1243, 2016
- Queisser A, et al: Genetic Basis and Therapies for Vascular Anomalies. Circ Res 129:155-173, 2021
- Nozawa A, et al: Comprehensive targeted next-generation sequencing in patients with slow-flow vascular malformations. J Hum Genet. Sep 29, 2022
- Adams DM, et al: Efficacy and Safety of Sirolimus in the Treatment of Complicated Vascular Anomalies. Pediatrics 137: e20153257, 2016
- Venot Q, et al: Targeted therapy in patients with PIK3CA-related overgrowth syndrome. Nature 558: 540-546, 2018
- Boon, LM, Dekeuleneer, V, Coulie J et al: Case report study of thalidomide therapy in 18 patients with severe arteriovenous malformations. Nat Cardiovasc Res 1; 562–567, 2022