ISSVA Newsletter – May 2023が届きました!

ISSVA Newsletter – May 2023が届きました。今回は、4月のISSVA2023の報告と雑誌の紹介です。以下に要約します。

1.ISSVA2023
ISSVA2023(ボストン)には、会場に286人、オンラインで276人が参加されたそうです。Blei会長から感謝のお言葉がありました。
次回は、来年5月7−10日にスペインのマドリードで開催されます。本HPでも情報をお伝えします。

2.Journal of Vascular Anomalies (JoVA)
JoVAはオープンアクセス(誰でも見れる)の専門雑誌です。英語の雑誌ですが、Google翻訳を使えば、内容は日本語でも確認できます。
最近の論文を以下に紹介します。

局所的な痛みを伴う末梢血管奇形に対する経皮的MRIガイドレーザーまたは冷凍アブレーション後の疼痛に関する前向き観察研究
このような治療があることを初めて知りましたが、痛みに効果があるようです。

(頚部リンパ管奇形の予後予測に関するMRIの有用性)
MRIによって病変の位置を確認すると、呼吸困難に対する治療を受けるリスクが予測されるようです。

(脈管奇形の初期診断と画像診断の乖離(かいり)と、ISSVA(イスバ)分類の役割について)
臨床医の臨床診断と、放射線科医の画像診断との乖離がやはりあるようです。これは、定期的なカンファレンスなどによって、ISSVA分類の理解が進むことで、乖離が減りました。素晴らしいことですね。

JoVAはISSVAメンバーはオープンアクセス費用が格安なため、大変おすすめです!
またこれからも情報をお伝えします。